使用しているコンポーネント群をバージョンアップしました。
また、ついでにメモリ・リーク検出機能を追加しました。

コンポーネントのバージョンアップ Issue #39

コンポーネント 旧バージョン 新バージョン 備考
Visual C++(Theolizer) 2015 2017
Visual C++(llvm) 2015 2015 llvmは2017で
ビルドできませんでした
mingw 5.4.0 7.1.0
gcc 5.4.0 5.4.0 Ubuntu正規版なので残しました
llvm 3.9 4.0
boost 1.59.0 1.64.0
CMake(Windows) 3.5.0 3.8.0
CMake(Linux) 3.5.1 3.5.1 Ubuntu正規版なので残しました
Doxygen 1.8.12 1.8.12 変更無し
Graphviz 2.38 2.38 変更なし

 

今回より、llvmはllvm.orgのプリビルド版を使用するようにしました。
Windows用のllvm.orgのプリビルド版にはlibToolingが含まれていないため、手元の環境でビルドし、libToolingだけを抜き出したものを [ここ](https://github.com/yossi-tahara/build_libTooling)に登録し、こちらを使うようにしています。もちろん、従来通り自力ビルドも可能です。

メモリ・リーク検出機能の追加とリーク対処 Issue #40

Visual C++は_CrtSetDbgFlagを用いて、gccはvalgrindを用いてリーク検出するようにしました。
結果、Theolizerで1箇所、テスト・コードで2箇所リークを発見できたので対処しました。