以前、「国債は実は借金ではない?国債は実は借金ではない?」というエントリーを書いた。それからも時々このテーマを考えている。
ポイントは↓だ。
「今は国債を発行して生活用補助金を出すのが良い。国債は償還(返還)しない方が良い。」らしい。
でも、やっぱり借りた金を国は返さなくてよいとか、何か騙されているような気がしてならない。
一般に「働かざるもの食うべからず」という。これはかなり普遍的な真理だと思う。我々は働いてお金を貰い、欲しいものをお金で買う。つまり、働いたお金ではなく、プリンタで刷ったお金で「欲しいもの」を買うのは「ズルすぎ!!」と感じる。
だが、麻生大臣は「個人や企業はダメだが、国はお金を刷って良い個人や企業はダメだが、国はお金を刷って良い」と言ってるわけだ。う~~~~~む。
プログラムを開発していて、なかなか解決しないバグに出会うことが稀にある。どうしても見つからない時は初心に返って思い込みを排除して1つ1つ潰していくとバグの原因が見つかることがある。そういう時は大抵の場合、自分の馬鹿な勘違いが原因である。(*1)
つまり、「お金を刷るのはズルい!」という感覚が間違っている可能性もあるかもしれない。
そういえば、「天動説と地動説」の話がある。確かに「地球」について知らなければ「太陽ではなく大地が回っているのだ」とか言われたら「大地が回る? 何を馬鹿なことを言ってるんだ!」と考えそうである。自分が立っていて家やビルも建っている大地が回るとか直感的にはあり得ない。
「国がお金を刷っても良い」とか直感的にはありえないが、実はそれが間違っている可能性があると考えてみると答えが見つかるかもしれない。
(*1)自分のミスによるバグ
たまにやらかしてしまい、チーム・メンバーに迷惑をかけてしまうことがあるのでなかなか心苦しい。
しかし、自分が原因なら自分でそれを取り除ける。つまりそれは解決できるバグなので実はラッキーなのである。
当該プログラムの実使用上問題のあるバグは解決しなければならないので、使っているライブラリ、OS、コンパイラ、LSI等のバグだと本当に頭が痛い。