厚生労働省が公開しているページを見ると、確定感染者数が微妙に減少しているようにも見える。緊急事態宣言は効果的だったのかもしれないなと思いつつ、やはり5月6日で解除は厳しそうな印象である。

感染者数はPCR検査を増やすと増えるので感染者数だけではよく分からんから、発症者数を確定日ではなく発症日でカウントしたものがあるといいなと探していたら、有った!!

の赤矢印の先あたりにマウス・ポインタを持っていくと「○で4つの矢印を囲んだアイコン」がでてくる。これをクリックするとグラフが拡大される。

それの、「6)増加数(発症)」タブをクリックすると、表示される。

同サイトのFAQによると、発症日は遅れてカウントされるのでここ1週間程の値はしばらく増えつづける筈だが、それより前の値はほぼ確定していると思われる。

13.発症日ベースの棒グラフを見ると件数が減ってきている。これはピークアウトしたと考えて良いのか?
いいえ、違います。
「発症数」とは、症例において「症状を発症した日」であり、その定義は症状の経過における最初の症状が発生した日です。なお、この項目は厚生労働省には(一部の例外を除いて)存在せず、従って自治体が公表している場合のみ、掲載しています。
症状が発生してから検査をすることがほとんどのため、発症日は現在の日付から必ずタイムラグが発生します。例えば、今日(例:4/9)に発症して、今日(例:4/9)に検査結果が陽性というケースは極めて稀になることはご理解頂けるかと思います。検査陽性確定日と発症日については、(無症状を除いて)検査陽性確定日が必ず遅れることになりますから、結果として発症日ベースの棒グラフは、感染拡大期にあたっては必然的に、本日より数日前(中央値として約6日とされています)にピークを描くグラフとなります。

4月第1週くらいから発症者が減っている。新型コロナ感染症の潜伏期間は数日らしいので3月末頃から「発症した人への感染」が減っていることになる。
3月末頃と言えば、花見に浮かれて感染拡大したと騒がれて気を引き締めた頃だったと記憶している。
このデータを信じるなら「緊急事態宣言」まではしなくても良くて、気を引き締めて自粛する程度で効果的ということになりそうである。

しかし、欧米諸国と何故にこんなに差があるのか不思議である。韓国や中国の状況も欧米諸国程の「大差」はないのでもしかするとアジア人はコロナ耐性があるのかもしれない。他にもBCGが効果的だった、日本人の公衆衛生観念が優れているなどなど、多くの仮設があるのでその内に答えがでることを期待したい。

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