もういい年なので、老後が気になる年頃になってしまった。
ま、それはおいておいて、最近MMTの話を聞いて「なるほど!」と衝撃をうけて、それ以来「お金って何?」ってことばかり考えてしまう。

MMTによると家計や企業にとってのお金と政府に取ってのお金は全く位置付けが異なるようだ。
家計や企業では入ってきた以上のお金は使えない。当たり前だ。
でも、政府は違うらしい。政府はお金を発行することができるからだ。
ものすご~~~~く不思議な感じがする。しかし、実際に「硬貨」は日本政府が発行し「通貨発行益」として収入として予算に組み入れているらしい。本当にお金を発行し、しかも使っているんだ!! ふ~~む。

ところで、「通貨発行益」でググると日本銀行券の話がたくさんでてくる。1万円札の製造原価は20円だから9,980円の利益が上がるという話だ。謎の話だ。日銀は銀行へお金を貸している。一部は貸し出し先の市中銀行の日本銀行口座にしまって他の市中銀行への送金に使うらしい。そして一部を日本銀行券として市中銀行へ渡しているのではないのか? 確かに日本銀行は日本円を無から生み出して市中銀行へ貸し出している。それって「利益」なのか? お金って難しい。

そうそう、公定歩合と言えば実は昔から不思議でならないことがある。
「日銀が市中銀行へお金を貸すことでお金が出回り公定歩合として決められた利率で利子を取る。」と中学生の頃に習った記憶がある。
ということは、日本銀行が貸し出したお金を全て回収した場合、利子はどこから捻出するのだろう? どこにもお金は残っていない筈だ。
硬貨は無から生み出して「通貨発行益」として政府の帳簿に記帳され、国家予算の一部として消費されるから、それが回り回って「公定歩合」として返金されるのか? 誰もそんなこと言ってないぞ? う~~~ん。

家計と政府のお金が別ものという部分になにかヒントがありそうな気がする。